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駐日ウズベキスタン共和国大使館

タシュケントで国際会議「中央アジアにおける水外交」開催へ



2025年4月10日、ウズベキスタンの首都タシュケントにて「中央アジアにおける水外交:信頼、対話、持続可能な発展のための多国間協力」をテーマとした国際科学実務会議が開催されます。

この会議は、ウズベキスタン大統領直属の戦略・地域研究所が主催し、ウズベキスタン水資源省および「TIIAME」国立研究大学と共に、フリードリヒ・エーベルト財団、国際水管理研究所、スイス開発協力庁、ドイツ国際協力公社(GIZ)の支援を受けて行われます。

今回のフォーラムは、アラル海流域のすべての国々から戦略機関や水資源管理機関の専門家を一堂に集める、初めての国際的なプラットフォームとなります。中央アジア、アフガニスタン、アジア、ヨーロッパ、CIS諸国を含む10カ国以上から100名以上の専門家が参加予定です。

また、会議にはウズベキスタン駐在の各国外交団、国連中央アジア予防外交地域センター(UNRCCA)、国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)、中央アジア地域環境センター(CAREC)、中央アジア域内水資源調整委員会科学情報センター(SIC ICWC)、アラル海救済国際基金(IFAS)など、15の国際・地域機関の代表団も参加します。

水資源をめぐる問題が深刻化する中、中央アジアにおいて「水外交」は、国家間の協力を促進するための最重要ツールのひとつとなっています。本会議では、専門家による活発な意見交換や実践的な提言が期待されており、水分野の協力枠組み拡大に向けた新たな方策が議論されます。

本会議は、中央アジア諸国が水外交の概念的枠組みを発展させ、国際的な水資源協力の議題形成における積極的な当事者としての立場を強化する重要なステップとなります。

なお、このフォーラムは「TIIAME」国立研究大学の創立90周年記念事業の一環として開催され、国内外20カ国以上から約300名の科学者が集う予定です。



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